神戸大学大学院農学研究科
応用動物学講座
動物形態機能学教室

メンバー紹介

星 信彦Nobuhiko HOSHI

所属 | 神戸大学大学院農学研究科
部署 | 資源生命科学専攻・応用動物学講座・動物分子形態学教育研究分野
職名 | 教授
学位 | 医学博士 / 獣医学博士

略歴

1988年3月,北海道大学大学院獣医学研究科形態機能学専攻博士課程修了.医学博士,獣医学博士(いずれも北海道大学)
1988年4月,北海道大学医学部助手(産科婦人科学講座)(-1999)
1992-1995年:米国ペンシルベニア大学医学部産科婦人科ならびに臨床分子病理医学講座遺伝子診断学部門客員研究員
1999年10月,北里大学獣医学部助教授(実験動物学講座)
2004年4月より現職
専門は動物分子形態学,分子細胞遺伝学,分子毒性学.性分化の破綻機構の解明ならびに環境化学物質による中枢神経系および生殖障害機序の分子機構の解明などを研究テーマとして日夜学生と実験に励んでいる.
日本解剖学会評議員,日本獣医学会評議員,日本獣医解剖学会理事,環境ホルモン学会理事,日本先天異常学会評議員,関西出生前診療研究会世話人,関西実験動物研究会評議委員等

研究内容

性分化の破綻機構の解明ならびに環境化学物質による中枢神経系および生殖障害機序の分子機構の解明など

メッセージ

化学合成農薬が一般に使用されるようになっておよそ70年が過ぎました.人類は漸く農薬の本当の姿を理解できるようになってきたのではないでしょうか.一般に胎子および新生子は成体と比べて化学物質等への感受性が極めて高く,不可逆的に脳あるいは生殖機能を障害する可能性が示唆されています.環境中微量化学物質の作用メカニズムの解明は,分子生物学的知見をもとに新しい時代に入ったといえますが,器官形成・発達時期である胎子・新生子期での曝露が,長期にわたって不可逆的にフィードバック機構の破綻を招来する作用機序についてはまだまだ不明な点が多くのこされています.さらに近年,細胞世代を超えて継承され得る,塩基配列の変化を伴わない遺伝子発現制御について研究する新たなパラダイムとして,エピジェネティクス(エピゲノム変化)の領域が提唱され,環境中微量化学物質が生物に及ぼす環境エピジェネティクスの展開が期待されています.「環境汚染と健康」問題は未来(次世代)に先送りしてはならないし,「疑わしきは罰せず」ではすまされません.農薬との付き合い方を真剣に考えるときが来たと思っています.

横山 俊史Toshifumi YOKOYAMA

所属 | 神戸大学大学院農学研究科
部署 | 資源生命科学専攻・応用動物学講座・動物分子形態学教育研究分野
職名 | 助教
学位 | 博士(農学)

略歴

2003年,神戸大学大学院 自然科学研究科・生命科学専攻 博士課程後期課程修了 農学博士(神戸大学)
2003年,非常勤研究員 [神戸大学バイオシグナル研究センター 講師(研究機関研究員)]
2004年,香川大学 医学部助手(神経機能形態学講座)
2007年,神戸大学 農学研究科 助教
2011年9月-2013年4月:米国ハワイ大学医学部客員研究員

研究内容

性決定・性分化の機構ならびその破綻機構について,主にマウスを実験モデルとして,組 織学的手法,分子生物学的手法を用いて解析しています.さらに,必要に応じて,遺伝子組換え実験,バイオインフォマティックな手法を併用し,脊椎動物間で保存されている機構の探索について探索しています.

メッセージ

性決定遺伝子がSRY/Sryであることは1990年に証明されましたが,その調節機構につい ては不明な点が多く,なぜ性腺中央部から発現が上昇するのかについては解明されていません.教科書等に記載されて一般的に受け入れられている知識についても,その詳細な機構については不明な点が多く,誤りが潜んでいる場合もあります.生体内で起きている現象について,in vivoの視点からの解明を心がけています.

万谷 洋平Yohei MANTANI

所属 | 神戸大学大学院農学研究科
部署 | 資源生命科学専攻・応用動物学講座 組織生理学教育研究分野
職名 | 助教
学位 | 博士(農学)

略歴

2013年,神戸大学大学院 農学研究科・資源生命科学専攻 博士課程後期課程修了 農学博士(神戸大学)
2013年,神戸大学大学院 農学研究科・資源生命科学専攻 特命助教
2018年,神戸大学大学院 農学研究科・資源生命科学専攻 助教

研究内容

腸管内の恒常性維持機構をキーワードとして,腸管内常在細菌の定着制御機構に関する研究や腸管粘膜に備わる微細な組織構造に関する基礎的な研究を行っています。

メッセージ

腸管粘膜の組織構造は複雑で難解なことが多いですが,その分やりがいを感じることも多く,学生さんと試行錯誤を繰り返しながら研究生活を楽しんでいます。

卒業生

準備中

田村 彩貴

大学院生

研究内容

腸管粘膜上皮直下に存在する線維芽細胞様細胞に着目し、大腸粘膜での各種線維芽細胞様細胞の解剖学的な部位差に関する基礎的研究を行っています。

メッセージ

マイペースに社会人学生をやっています。先生方、学生の皆さんのサポートに感謝です。。



加藤 栞

大学院生

略歴

2020年神戸大学大学院農学研究科入学

研究内容

発生中の雄マウスにおける副生殖腺に関する分子形態学的研究

メッセージ

愛犬に囲まれるのが幸せ.甘い物が好きで,気がつくと机の引き出しに甘い物がどん どん増えていく….よくみんなに笑い泣きさせられます.



森下 理奈子

大学院生

研究内容

腸管神経系に関する組織学的基礎研究に取り組んでいます。

メッセージ

動物(特に大型のもの)と中低音楽器が大好きなファゴット吹きです。和やかな雰囲気の中研究に励んでいます!



石田 祐也

大学院生

略歴

2018~神戸大学農学部

研究内容

農薬とアトピー性皮膚炎の因果関係を研究中です。

メッセージ

好きなものは帽子と運動とチーズケーキです。



桐月 優輔

大学院生

略歴

神戸生まれの神戸育ち、2018年に神戸大学に入学しました。

研究内容

XY性逆転を起こすマウスの未分化性腺に見られる雄性支持細胞の細胞運命について研究しています。

メッセージ

趣味は映画、特撮など。日々成長できるよう頑張ります。



世ノ一 さくら

大学院生

略歴

2018年 神戸大学農学部資源生命科学科

研究内容

環境ストレス負荷下におけるネオニコチノイド系農薬曝露が免疫系に及ぼす影響

メッセージ

研究、一生懸命がんばります!



原 悠佳子

大学院生

略歴

山口県出身,神戸大学農学部在籍

研究内容

ネオニコチノイド系農薬の胎子授乳期曝露が空間認識記憶や運動記憶に与える影響

メッセージ

新しいことをたくさん学び、少しずつ覚えながら充実した毎日を送っています。



藤川 大誠

大学院生

略歴

大阪府出身 神戸大学農学部応用動物学コース在籍

研究内容

性腺分化臨界期のマウスにおけるSry発現の調節機構に関する研究

メッセージ

とても充実した日々を過ごしています!



島田 晨香

大学院生

略歴

大阪府出身、2018年神戸大学に入学

研究内容

腸管付属リンパ組織濾胞被蓋上皮における細胞死について

メッセージ

初めて研究に取り組みますが、一生懸命頑張ります!



布引 沙利香

大学院生

略歴

2019年 神戸大学 農学部 入学
2023年 神戸大学大学院 農学研究科 入学

メッセージ

美味しいものを食べるのが好きです。研究頑張ります!



吉本 彩乃

大学院生

研究内容

フィプロニルの毒性評価

略歴

兵庫県出身、2019年 神戸大学入学

メッセージ

動物の食事を見ている時が幸せです。研究頑張るので、よろしくお願いします。

由田 健人

学部生

メッセージ

研究に勤しむ3年間にしたいです!




伊藤 槙子

学部生

略歴

山口県出身。2019年、神戸大学農学部 入学

研究内容

ネオニコチノイド系農薬の父性曝露によるエピゲノム変化と継世代影響に関する研究

メッセージ

趣味はフィギュアスケート観戦です。コツコツ頑張ります。



河合 穂香

学部生

メッセージ

音楽が好きです。充実した日々を送れるように頑張ります。




馬場 淑代

学部生

略歴

京都府出身。2020年神戸大学農学部入学。

研究チーム

膜免疫学

メッセージ

食べることと動物を見ることが大好きです。精一杯がんばりたいです。

中島 俊輔

学部生

メッセージ

研究も遊びも頑張りたいです!




犬塚 千嘉

学部生

メッセージ

絵やデザインを考えることが好きです。一生懸命研究します。




上田 陽介

学部生

略歴

神戸大学農学部資源生命科学科応用動物学コース
形態機能学教室組織生理学分野 学部4年

メッセージ

趣味として陸上競技を嗜んでおります。